夢の中の光景にはさまざまなモノが登場しますが、林檎(りんご)はそのなかでも印象に残りやすい存在かもしれません。一体どんな意味があり、どのような解釈ができるでしょうか?
結論:「りんご」が出てくる夢の診断結果
生理的な刺激による夢
お酒の飲み過ぎや、喉の乾きによる影響。
メッセージ性を持つ夢
吉夢
甘く成熟した果実、たわわに実った木:恋愛運の上昇。豊かな恋愛生活を暗示。
凶夢
腐った果実:関係の破綻。期限切れの恋愛であることを示唆。
若くて青い果実:未成熟な関係性。淡く一方的な恋心を象徴。
解説:「りんご」の果実の成熟度合いがポイント
はじめに「果物」一般について
まず「果物」一般について述べると、夢に出てくる果物は、金銭的財産・自分の子供・愛情・健康を象徴するものです。つまり広い意味での自分の「資産」を暗示するものです。そして果物の熟し方の程度によって、その意味が異なってきます。
基本的な考え方としては、その果物の果実が青く若いうちはまだその「資産」が未成熟で育っていないことを暗示し、甘く熟していくほど自分の「資産」が豊かになる方向の吉夢です。
反対に腐ってしまうほどに熟した状態は、金銭的損失や相手との不和、病気を暗示する凶夢であるとされています。また果実が木から落ちるような光景も同様の解釈が可能です。
熟していない果物や果物を口に含む夢を見るような場合は、得たい対象に対する欲求が高まっているときです。たとえば、性的欲求不満とか、モノにしたい相手が現れたとき等。このような夢を見た翌日には、そのフルーツを実際に食べることが推奨されています。
果物のなかの「りんご」の意味
さて、その果物のなかの「りんご」ですが、同じように「資産」を象徴しながらも「恋愛」のニュアンスを強く帯びたシンボルです。ある本では、アダムとイブの物語に代表されるように知恵と誘惑の象徴だと紹介するものもあります。
つまり新鮮で熟した「りんご」は恋愛の運気が高まっていると解釈でき、未熟な「りんご」は淡く未成熟な関係性を、反対に腐った「りんご」は賞味期限切れの恋、関係の破綻を暗示します。
夢のなかの「りんご」を愛情や恋愛と結びつけて考える解釈の歴史は古く、古代ギリシャ・ローマ時代にはすでに成立していた考え方のようです。
なお、木に実った状態の「りんご」が出てくるケースもありますが、無数の果実がたわわに実った状態は、愛情生活の充実を意味し、たくさんの相手からモテる状況を示唆しています。あなたのセックスアピール全開のときですので、誘惑には注意をしつつも、「モテ期」を満喫してみてはいかがでしょうか?